毛皮製品の取扱いについての注意事項
毛皮に熱は禁物
もし毛皮がぬれたとしても、絶対に熱をかけてはいけません。乾いた布でよく拭いて、自然に乾燥させてください。毛が縮れて硬くなってしまいます。
毛皮の保管は16℃以下が理想
毛皮は、温度が高いと老化が進みます。なるべく冷暗な環境で保管するようにしてください。
毛皮はもともとハギ合わせ品
毛皮衣料のほとんどは、毛皮の品質を揃えるために、背なら背の皮だけを何枚もハギ合わせてつくられています。このことから、着用やクリー二ングによつて、多少形が変化しやすいと言えます。
皮革製品はナマモノです
皮革製品は、衣料素材として使われていても、本来は動物の皮であるということ知っておいてください。
引っ掻けば傷になります
人の皮膚と同じように、擦れたり引っ掻いたりすれば、傷ができます。私たちの傷は直りますが、皮革製品の傷は永遠に直ることはありません。
汚れやシミが取れにくい
皮革は一般の繊維製品と違って、非常に複雑な構造になっていますから、汗や汚れが染み込みやすく取れにくいという性質があります。また、水を吸い込みやすく縮んでしまいますから、雨の日は要注意です。
素材としてはフォーマルに向きません
皮革の服は、西部劇の荒っぽいイメージがあります。ジーンズのようにラフに着こなすヘビーデューティ・ウエアと考えていた方がいいようです。
皮革と繊維製品は一緒に洗えない
皮革製品の染色は弱い
動物の皮である皮革は、熱の影響を受けやすく、染色工程で高熱をかけられません。一般の繊維に比べて染着が弱くなりがちです。このことから、クリーニングでの色落ち防止は困難なことです。
皮革のクリーニングは別扱い
染色が弱くても、一般繊維製品と区別した特別な扱いをすれば、ある程度期待どうりに仕上げることが出来ます。しかし、皮そのものの老化や劣化は、回復することが出来ません。
皮革と繊維生地との組み合わせは大変難しい
ジャケットやコートなどに、皮革のパッチワークやクルミボタンなどのアクセサリーが付いた製品は、大変洗うのが困難です。このようなものの場合、生地に皮革製品の染料が流れ出してしまうことがあります。縫製を解いて、皮革と繊維生地を別々に洗えれば良いのですが、現実には不可能ですから、製品を購入する際に考慮していただきたいことです。
皮革との組合せデザインでは生地に色がシミ出す
皮革(レザー)が一般の繊維製品と組み合わされたデザインの場合、色がしみ出してしまうことを防ぐことはできません。
皮革は高温で染めることができません
皮革はある温度以上になると変質(ゼラチン)してしまいますから、低温で染色するしかありません。どうしても弱い染色になってしまいます。また、靴などと違って芯まで染めなければならないので、芯までしみこむ動きやすい染料が使われています。
淡色の生地に皮革の組合せは絶対に避けてください。
革のくるみボタンやパッチワーク、衿などのトリミングなどに、皮革が使われたデザインのものがあります。生地が濃色だと、革からしみ出した色は目立ちませんが、白やベージュなど淡色のものはどうしようもありません。
毛皮製品の取扱いについての注意事項
毛皮に熱は禁物
もし毛皮がぬれたとしても、絶対に熱をかけてはいけません。乾いた布でよく拭いて自然に乾燥させてください。毛が縮れて硬くなってしまいます。
毛皮の保管は16℃以下が理想
毛皮は、温度が高いと老化が進みます。なるべく冷暗な環境で保管するようにしてください。
毛皮はもともとハギ合わせ品
毛皮衣料のほとんどは、毛皮の品質を揃えるために、背なら背の皮だけを何枚もハギ合わせてつくられています。このことから、着用やクリー二ングによつて多少形が変化しやすいと言えます。
フェイクファーのお手入れと着用の注意
フェイクファー製品のお手入れをご紹介します。
逆さにして振りブラッシング
まず、外出から帰ったら、裾を持って逆さにして振り、ゴミやホコリを落としましょう。次にハンガーに吊るして、ブラッシングしてください。ナイロンなど合成樹脂製の毛を使ったブラシは使わないようにしましょう。摩擦によって静電気が発生し、ホコリが取れなくなってしまいます。毛並みを整えながらブラッシングするだけで、十分なお手入れができます。
熱に弱いのでタバコやストーブに注意
フェイクファーは細い化学繊維ですから、タバコの火やストーブの熱によって縮れたり溶けたりしてしまいます。特に歩きタバコにはご注意ください。
合成皮革製品はクリーニング後1晩置く
合成皮革のスカートやパンツなど、直接肌に触れる衣料品は、クリーニングから返ったらすぐに包装してあるポリ袋から取り出し、風通しの良い場所に一晩つるしておいてから、着用なさることをお勧めします。
合成皮革は複雑な厚い層の構造
合成皮革は、一般の織物や編物と異なり、スポンジのような樹脂による厚い層によって作られています。このため、ドライクリーニングに使用している溶剤を、大量に吸収する性質を持っています。また、熱に弱いので高熱による強制乾燥ができません。
クリーニング工場では、それでも十分な乾燥を行うよう努めています。でも念のためにポリ袋から取り出し、裏返して一晩吊るしておくということを衣生活の新しい習慣にしてください。
雨の日に革衣料を着てはいけません
革のコートやジャンパー、スカートなどが流行しています。革は、一般の繊維とはちょっと違います。
雨に濡らさないように注意しましょう
水に濡れると縮んだり、硬くなったり、雨ジミができたり、色が流れたりと最悪の状態になる可能性があります。雨の日に着用しないこと、水に濡れたらすぐに乾いた布でよく拭いてください。湿気はカビの原因にもなります。
引っ掻けば傷になります
人の皮膚と同じように、擦れたり引っ掻いたりすれば、傷ができます。私たちの傷は直りますが、皮革製品の傷は永遠に直ることはありません。また、皮革は一般の繊維製品と違って非常に複雑な構造になっていますから、汗や汚れが染み込みやすく、取れにくいという性質がありますから注意しましょう。